高尿酸血症(痛風)

血液中で尿酸が増えすぎると様々な症状が現れるようになります。この数値が7.0mg/dL以上と判定されると高尿酸血症と診断されます。

尿酸は水に溶けにくい性質で、高尿酸血症の状態になると針状の結晶を持つ尿酸塩となり、やがて関節に溜まるようになります。これを異物と認識した白血球が攻撃を始め、関節(とくに足の親指の付け根に起きやすい)に炎症を生じるため、激痛に見舞われるようになります。いわゆる痛風発作です。

痛風は通常は単関節に起こりますが、まれに多関節にも起こるため、関節リウマチと区別が難しい症例もあります。

通常発作は発症から24時間をピークで、その後やわらぎ、沈静化してゆきます。

ただし、尿酸値が高いままであれば、再び発症するリスクは高くなり、放置すると関節の破壊が進んでしまうこともあるため注意が必要です。

なお、高尿酸血症の全ての方に痛風発作が起きるわけではありません。

無症状の場合は、放置されていることも多く見かけます。

しかしながら高尿酸状態が続く場合、尿路結石、慢性腎臓病のほか、動脈硬化を促進させる可能性もあります。ひいては心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクをあげてしまう可能性があります。

痛風発作は、急激に関節の痛みや腫れが出てくるため、整形外科を受診されることも多いようですが、もちろん当院でも対応しております。お気軽にご相談ください。

メノポハンド

日本女性の閉経は平均して52歳前後と言われています。これは、卵巣機能が低下して女性ホルモン(エストロゲン)が低下することにより起こります。

閉経の前後5年間、さまざまな体調変化が起こるため、更年期と呼ばれています。

実は、エストロゲンはお肌のハリを保つだけではなく、骨や関節にも保護的に働いています。(エストロゲンの低下は、関節リウマチの発症にも影響を与えていると考えられています。)

更年期にはエストロゲンが低下するため、へバーデン結節・ブシャール結節などの骨の変形や、腱鞘炎、手根管症候群などが起こりやすくなることが知られています。

そのため、閉経前後から手指の不調を訴えられる方が増え、50代女性では実に約1割の方が何らかの手指の不調を自覚されています。

このような更年期の女性にみられる手や指のさまざまな症状を総称する言葉として、近年では、手の外科の先生方が中心となり、「メノポハンド」が提唱されました。
当院にも、メノポハンドによる症状を訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。
これまでは「加齢による変化だから仕方ない」と言われて放置されたり、痛み止めのみで経過をみられたりして、症状を我慢されている方も少なくありません。

当院ではまず、関節リウマチなど他の疾患の除外を行います。

そしてメノポハンドと診断された方には、カウンセリングを行い、生活上の注意の指導、必要に応じた薬物治療を行っています。

また、希望される方には、これらの症状緩和に一定の有効性が示されている健康食品であるエクオール含有製品(大塚製薬のエクエルプチプラス)をご紹介しています。